「カルデナスが井上尚弥との再戦を熱望「東京ドームでもいい」中谷潤人戦にも意欲」

井上尚弥との再戦について語るラモン・カルデナス ラモン・カルデナス

ラモン・カルデナス選手が、井上尚弥選手からダウンを奪った場面について振り返り、その一撃を生み出した独特の動きを解説しました。

カルデナス選手によると、あの動きは試合中に偶然生まれたものではなく、普段からジムで繰り返し使っている自身独自の“トリック”だったといいます。

さらに井上選手との再戦を強く希望する一方、ボクシングファンとしては井上選手がフェザー級へ上げ、より大きな相手と戦う姿も見てみたいとコメント。中谷潤人選手、そして親しい関係にあるジェシー“バム”ロドリゲス選手との将来的な対戦についても語っています。

井上尚弥からダウンを奪った独自の“トリック”

インタビュアーから、井上選手からダウンを奪った瞬間について尋ねられたカルデナス選手は、あの動きについてこう説明しました。

「俺はあの動きをいつもやっているんだ。あのちょっとした動きは、ジムでもずっとやっている。突然出てきたものじゃない。ずっとやってきたことなんだ」

本人によれば、それは一般的なボクシングの基本動作として誰かから教わったものではありません。

「これはボクシングの動きじゃないんだ。普通、コーチは正しいワンツーの打ち方とか、そういうことを教えるだろ。でも俺にとって、これはそういうボクシングの動きじゃなかった」

実際の動きについては、一方向へ動いたところからフェイントを入れ、さらに逆方向への動きを見せてから戻ることで相手の反応を引き出したと説明しています。

「こっちへ行って、ここでフェイントを入れて、一度戻るように見せて、また戻ってくる。すごく速く、“フェイク、フェイク、フェイク、バーン”という感じだった」

そして、その戻ってくるタイミングで井上選手にパンチを当てたと振り返りました。

「長い間やっていく中で身につけたものなんだ。いわゆる“仕事のコツ”みたいなものだよ」

カルデナス選手は、電気工や配管工が経験を積む中で独自の仕事のコツを身につけていくことに例えています。

ジムではコーチたちもその動きを把握しており、他の選手に対して「あいつはあのトリックを使ってくるから気をつけろ」と注意することもあるそうです。

誰かから教わった技術ではなく、実戦や練習を重ねる中で身につけた独自の動き。それが井上選手を捉える一撃につながりました。

「井上は好きな相手と戦う権利を勝ち取った」

現在のスーパーバンタム級での立場について聞かれると、カルデナス選手は不満を口にすることなく、自分が世界王座を狙える位置にいることへの感謝を語っています。

「正直に言えば、この位置にいられること自体がありがたいよ。若い頃、この位置にいなかった時は、ここまで来たいと思っていた。それが今はここにいる。だから、あとは待つだけだ」

そして、4団体の王座を保持する井上選手については、その実績を尊重する姿勢を見せました。

「井上は自分のやりたいことをやる権利があると思う。彼はそれに値するし、その立場を自分で勝ち取った」

その状況を、かつてのフロイド・メイウェザーになぞらえています。

「フロイドが好きな相手と戦っていたのと同じような状況だよ。彼と戦えたらジャックポットを当てたようなものだった。今は井上も同じだと思う」

井上選手が将来的に階級を上げれば、スーパーバンタム級の王座が空位となる可能性があります。

カルデナス選手としては、その時が来るまで世界ランキング上位で待つという考えです。

「競技者としては井上ともう一度戦いたい」

では、カルデナス選手自身は井上選手にスーパーバンタム級へ残ってほしいのか、それともフェザー級へ上げてほしいのでしょうか。

その質問に対し、カルデナス選手は「競技者」と「ファン」という二つの立場から異なる答えを示しました。

「競技者としては、100%もう一度彼と戦いたい」

その理由について、初戦では自分自身にも改善できる部分が多くあったと考えているからだと説明しています。

「最初の試合では、自分にとってうまくいかなかったことがたくさんあった。もっと上手くできたと分かっていることもたくさんある。だから競技者としては、もう一度戦いたい」

さらに再戦の舞台についても、

「もう一度チャンスをくれ。もう一度戦おう。東京ドームに行ってもいい。向こうでやろう」

と日本での再戦にも前向きな姿勢を見せました。

一方で、純粋なボクシングファンとしては井上選手がフェザー級へ進む姿にも興味を持っています。

「ファンとしては、フェザー級に上げて、そこで自分を試すところを見てみたい。フェザー級には強打者がいるからね」

その中でカルデナス選手が名前を挙げたのがラファエル・エスピノサ選手です。

長身のエスピノサ選手について「巨大だ」と表現し、井上選手がフェザー級の大型選手と戦った場合にどうなるのかを見てみたいと話しました。

つまりカルデナス選手にとっては、

「ファンとしてはフェザー級の井上を見たい。しかし競技者としては、もう一度自分が戦いたい」

というのが率直な思いのようです。

中谷潤人との対戦にも意欲「最高の選手と戦いたい」

さらに話題は、中谷潤人選手との対戦へと移りました。

カルデナス選手は過去のトレーニングキャンプで中谷選手とスパーリングを行ったことを明かし、互いのことをある程度知っていると説明しています。

そのうえで、実戦での対戦についても前向きな姿勢を示しました。

「競技者としては彼と戦いたい。俺たちは最高の選手と戦うためにこのスポーツをやっているからね」

そして中谷選手について、

「彼はパウンド・フォー・パウンドでもトップクラスの一人だ。だからぜひ戦いたい」

と高く評価しています。

過去にスパーリングを行ったことによる因縁があるわけではないとも強調しました。

「悪意があるわけじゃない。スパーリングしたから戦いたいということでもない。ただ、俺たちは競技者だからだ」

カルデナス選手は、中谷選手との一戦が実現すれば、日本のファンだけでなく、世界のボクシングファンにとっても面白い試合になるとの考えを示しています。

親友バム・ロドリゲスとも「ベルトが懸かるなら戦う」

さらに興味深いのが、ジェシー“バム”ロドリゲス選手との関係です。

インタビュアーから、仮にロドリゲス選手が井上選手と対戦して勝利し、122ポンドの王者となった場合、両者が戦う可能性はあるのかと尋ねられました。

カルデナス選手とロドリゲス選手は、ともにサンアントニオを拠点とする非常に近い関係にあります。

カルデナス選手は、

「個人的には戦いたくない。彼が10歳の頃から知っているからね」

と率直に答えました。

「他にも戦える相手はたくさんいる。なぜ俺たち同士で戦わないといけないんだ、とはずっと言っている」

しかし、世界王座が懸かることになれば話は別です。

インタビュアーから「それでもベルトは欲しいでしょ?」と聞かれると、

「もちろん。俺はベルトが欲しい」

と即答しました。

仮にロドリゲス選手が王者になれば、

「じゃあ、やろうとなるかもしれない。もちろん金銭面も含めて、すべての条件が納得できるものでなければいけない」

と対戦の可能性を否定していません。

その際には本人に直接、

「君はもう世界王者になった。俺も世界王者になりたい。だから、戦おう」

と話すだろうと明かしています。

開催地としては、地元サンアントニオのアラモドームも候補として挙げました。

井上尚弥との一戦を経て、再び世界王座を目指すカルデナス

井上選手から実際にダウンを奪ったことで、カルデナス選手の独特なスタイルや技術は大きな注目を集めることになりました。

本人にとって、あの一撃は偶然ではなく、長年の練習と実戦経験の中で自然と身につけてきた“トリック”の成果でした。

そして現在も、井上選手との再戦に強い意欲を持っています。

一方ではフェザー級へ進む井上選手をファンとして見てみたいという気持ちもあり、中谷潤人選手との対戦にも前向きです。

さらに、長年親しい関係にあるバム・ロドリゲス選手でさえ、世界王座が懸かるのであればリングを挟んで向き合う可能性があると語りました。

「俺はベルトが欲しい」

その言葉からも、井上選手との一戦を経験したカルデナス選手が、改めて世界王者という目標を強く見据えていることがうかがえます。

Yasu Boxing Instituteでは、YouTubeでも海外インタビューの翻訳動画を投稿しています。

チャンネルはこちら: https://www.youtube.com/@YasuBoxingInstitute-fe2yx

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